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グローバル、地方創生、教育の国際化における、
私たちの最新事例をご紹介します。
【和歌山県みなべ・田辺地域の世界農業遺産】海外への情報発信をサポート
2024.05.01
令和5年度にみなべ・田辺地域 世界農業遺産推進協議会より委託を受けた「海外への情報発信に向けた業務」において現地を取材訪問し、弊社が運営するシンガポール向け日本の情報発信メディアを活用した事例をご紹介します。
みなべ・田辺地域について
和歌山県みなべ・田辺地域は、日本最大の梅の生産地であり、国内の梅生産量の60%以上を誇ります。ここで栽培される「南高梅」は、その品質の高さから日本を代表する梅のブランドとして名高く、豊かな自然環境の中で育まれています。この地域は梅栽培の歴史を有し、梅の栽培を開始したのは江戸時代、つまり400年前のことです。地域特有の梅システムは、痩せた土地でも梅が育つことを可能にし、年貢の代わりとして梅を栽培することで地域の農業が発展してきました。
また、みなべ田辺地域独自の「みなべ田辺の梅システム」は世界農業遺産にも認定されています。
「みなべ田辺の梅システム」とは、海、山、梅林、そして日本ミツバチの間で成立する協力関係により、自然と共生しながら梅の生産から販売までを手がけ、地域社会の生活や生態系の維持に寄与していることです。このような取り組みが国際的にも評価され、2015年に世界農業遺産に認定されました。
梅とミツバチの相互依存、梅林や薪炭林が形成する持続可能な生態系が、地域の産業発展と自然保護の両立にいかに貢献しています。この独特のシステムは、地域の生物多様性を守り、住民の生活に豊かさをもたらしています。
みなべ田辺の梅システム
弊社運営「NANI?!」にて梅の魅力やモデルコースを情報発信
シンガポール市場向けに日本の魅力を発信している自社メディア「NANI?!」にて、実際に取材したモデルコースを通じて、1泊2日の現地体験を提供しています。この取材では、梅がどのような環境で育ち、どのようにして商品として出荷されるのかについて、シンガポール人にも魅力が伝わるよう、詳細にレポートしました。梅の魅力を伝えるだけでなく、興味を持った読者がそのまま商品を購入できるよう、オンラインでの注文方法も明記しました。さらに、現地のモデルコースを紹介することで、インバウンドの拡大を狙っています。これらの情報は、「NANI?!」のWEBサイトとInstagramを通じて発信されました。
NANI?!Instagram フォロワー数 1.1万人(2024年4月現在)
1.WEB記事
3月29日(金)公開
URL:https://www.nani.sg/travel/minabe-tanabe-wakayama-prefecture-ume-heartland-in-japan
2.Instagram リール動画
3月29日(金)公開
URL:https://www.instagram.com/reel/C5GGJWMy3IT/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
海外メディアで情報発信することで観光客の誘致を促進
今回の狙いは、シンガポール人スタッフが取材内容を精査した上で情報を発信し、より多くのシンガポール人にリーチする、ということでした。結果として、通常では届けることのできない層に向けて「みなべ田辺の梅システム」について情報発信を行うことができました。
みなべ田辺エリアへの観光客誘致に向けて引き続きメディア拡散を行ってまいります。